
メール全盛の現代においても、しぶとく生き残っている電報ですが、時代とともにその伝達手法は変化しています。
時代遅れだの、ダサイだの、面倒臭いだの、なにかと揶揄されながらも、しぶとく生き残っている電報ですが、このコーナーでは、電報の伝達手法が時代とともに、どのように変ってきたのかを皆さんと一緒に、振り返ってみたいと思います。
さて電報といえば、もっとも初期の頃はモールス信号を送り、それを電報局のスタッフが解読して、中継するというやり方が一般的でした。ここでモールス信号で使われるモールス符号について解説いたしますと、モールス符号というのは電信で用いられる文字コードであり、これは可変長符号化されています。そもそもこの「モールス」という呼び名は、米国の発明家であったサミュエル・フィンレイ・ブリース・モールスの名前にちなんで、つけられたものです。1800年代にモールスが符号を用いた電信実験を、数名の関係者と一緒に行い、のちのモールス信号の礎を築いたのであります。
当初モールス信号を用いるのが、一般的であった電報でありますが、やがてテレタイプ端末(電動機械式タイプライタの一種)と交換機を使って行われる電報局間自動中継が主流となり、その後のテクノロジーの進歩の末、配達委託先へ直接ISDN(総合ディジタル通信網サービス)パケット通信を使って、伝送・プリントアウトを行うようなやり方が広まりました。